5/5 映画 「 コーダ ・・あいのうた・・」
5/5(木)こどもの日
今日は、たんたんパパと映画を観に、元町まで行きました。
たんたんパパとは、ゴールデンウィークにどこかに行きたいねと言っていたのですが、人手が多そうだし、いいお天気だから家にじっといるのももったいない気がして、どこかに行きたいねと言っていたのです。
いろいろ考えて、映画に行くことにしました。
コーダ あいのうたは、前から気になっていたし、アカデミー賞を取った映画だから、観に行ってみようかということに。
調べてみると、もうだいぶ前からやっている映画なので、3時55分からの一日一回しかやってなくて、席がなくなったら困るからとスマホで予約してから行きました。
その時にも半分くらい席が埋まっていたけれど、行ってみたら、ほぼ満席だった!
予約していてよかったなと思いました。
私の横は、若い男の方一人で、まわりを見ても、老若男女さまざまな人達が観にきているかんじでした。
なんとなく話のあらすじは、知っていたし、あまり期待せずに観たのですが、最後は涙があふれてきました。
映画館の中の人達みんな泣いていたようで、エンドロールが終わるまで誰一人として立ち上がる人がいなかった。それほどいい映画でした。
主人公の女の子のルビー(エミリア ジョーンズ)の性格がとてもすがすがしくて、後味のいい映画でした。
時に笑いあり、けんかあり。でも、最後は家族の愛あふれたすばらしい映画でした。
主人公のルビーは、彼女以外はろうあ者という一般家庭とは違う環境で暮らす高校生です。
お父さんもお母さんもお兄さんも耳が聞こえないので、彼らが生活するのに必要なことはすべて彼女が通訳していました。つまり彼女がいないと他の3人の家族は生活できないという状態でした。
ルビーは、歌うことが大好きで、彼女の才能を感じた高校の先生もバークレー大学へ進学するよう両親を説得しようとするのですが、歌うことを理解できない両親は、自分たちが生活できなくなると大反対。ルビーも自分の夢をあきらめて家族と暮らしていくことを選択しようと決めたのですが・・・。というあらすじです。
この映画でわかったことは、耳が聞こえないということは、音楽を聴いて感激することが理解できないことなのだということです。そして、音楽を楽しむということが私たちにはあたりまえのことが耳の不自由は人にはできないんだということでした。音楽を聴くということがどれほどありがたいかということです。映画の途中で全く音が消えた演出のところで、それが両親、お兄さんの住んでいる世界で、だからルビーの言っていることがわからないんだと改めて実体験としてわかったように思います。
昔、目のみえない人がもし、一つだけ願いがかなうとしたら、神様に星をもう一度だけみせてくださいとお願いしたいと言っていたのを聞いてはっとしたのと同じ気持ちになりました。
そして、親になった私にとって、一見だめなお母さんに見えるルビーのお母さんの気持ちがよくわかりました。「もし、ルビーが歌うことがへたで音楽大学を落ちたらどうしよう」なんて心配するところ。ルビーに本人に相談なくコンサートで着る洋服を買ってしまうところ。よく私もジャスミンちゃんの事がわかっていない!と思春期の頃彼女から怒られていましたっけ。
そしてルビーが車で最後出発する場面では、私たち家族がジャスミンちゃんが東京へ出発するバスを送り出した時の事を思い出しました。きっと幸せになってほしい、どうか楽しい日々が東京で待っていますようにと願って送り出した日の事を。寂しさでいっぱいになったけれど、彼女のためだと思って送り出した日の事を。まだ小学生だったムーミンくんが「おねえちゃん!」と叫びました。
ジャスミンちゃんにも東京の大学をすすめてくれた高校の先生がいました。私は、その先生に「彼女は○○○○大学に行くべきだ」と言われて、悩んだ結果、たんたんパパやたんたんパパのおじいさんおばあさんが先に受かっていた地元の大学に行かせるべきだと反対する中、なんとか説得して彼女の希望の大学に入学させることができたということがあったんです。
映画の詳しく書かれている記事を読むと、お父さん役お母さん役お兄さん役の俳優さんはみんな耳の不自由な方なんだそうです。だから、あんなに真にせまった演技ができたんですね!おかあさん役の女優さんは、少しでもろうあ者の事を身近に感じてもらえると思って出演を決めたそうです。よけいにあたたかい気持ちになりました。なんだか心の奥がほんわか暖かくなる映画でした。
いい映画だったねとたんたんパパと話しながら帰りました。
ちなみに今日は、遅くなったので、デパ地下のお惣菜弁当を買って帰りました🤗。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません